コロナウィルスって遺体からもうつるの?

2020.04.15 コラム

こんにちは、遺体感染管理士のエンゼル佐藤です。
いま、問題になっている新型コロナウィルス。
これは遺体からも感染します

では、遺体からの感染とは?

通常の生活ではウイルスの感染ルートは大きく三つあります。

飛沫感染
空気感染
接触感染

しかし、ご遺体は咳やクシャミはしません。
話をしたり、人に自分から触れる事もありません。

なので、ご遺体からの感染は接触感染のみになるのです。

ご遺体の搬送や処置、その他の事に関わる業種の方は、接触感染の予防処置を取ればよい訳です。
これを専門用語でユニバーサルプリコーション(普遍的予防処置)と言います。

病院や介護施設、などの生きた患者さんを扱う場合はさらに進んだスタンダードプリコーション(標準的予防処置)が必要になります。

接触感染の予防処置はグローブテクニックに素手で触ってしまった、主に触れてしまった場合に厳重な手洗い
そして危ないと思われる部分の消毒になります。

携わる際に使用する物として、グローブ・マスク・プラスチックエプロン・あるいは使い捨てのアイソレーションガウンの着用が望ましいです。

気を付けなければならないのが、遺体の処置をする場合に体液や血液が飛ぶことがあるので、その際にはゴーグル着用が必要な事もあります。

とにかく、不要な接触を避ける事です。

さらに注意点として、ご遺体の搬送の際に、口腔や鼻腔にエンゼルケア(死後処置)で綿花などの詰め物がされていない場合は、汚染された肺の残存空気が出る場合があります。
これを吸わない様に注意が必要になります。

◆遺体に携わる際の最低限の注意事項として◆

・アイソレーションガウンの着用
・グローブの着用
・マスクの着用
・遺体のエンゼルケア(死後処置)の確認
・手洗い・消毒

上記は今後の遺体に携わる場合には必要な事になります。

葬儀関係者などは、個人情報保護の観点から故人の死亡理由を知らされない場合が多々あります。

コロナウイルスの場合は『肺炎』とか『呼吸器不全』とかが理由になり
その原因までは知らされない事が想定されます。

コロナウイルスだけに関わらず、遺体からは他の感染症もうつります。

ですから、関係者は感染症があるのが前提での装備が必要なのです。

これまで、当方では感染症はあるものとして対応してまいりました。
新型コロナ感染症については、厚生労働省からのガイドラインで
24時間以内の火葬が認められました。
※火葬・埋葬に関わる法律 第30項3条
以下に厚生労働省のホームページリンクを貼りますので関心のある方はご一読ください。
▼       ▼
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

あくまで火葬しても良いなので、現時点では強制ではありません。

お笑いタレントの『志村けん』さんが残念な事に新型コロナ感染症で亡くなり
遺族は顔を見る事も出来なかったそうです。
不必要に怖れた関係者がそうしてしまったのでは。

遺体に関わる方の防疫に対する意識が低い現れでしょう。
見る事では感染症は起こらないのです。

棺に納棺して目張りをした上に、消毒をすれば少なくとも顔を見てのお別れは出来たと当方では思いました。

今後、新型コロナ感染症で亡くなる方が増えるのは想定できます。

葬儀関係者の防疫に対する意識改革も必定かと思います。

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