日本における感染症 寄生虫編

no-thumbnail

2019.11.23 コラム

こんにちは、死化粧師(しげしょうし)のエンゼル佐藤です。
前回は、タイの死体博物館にコラムでしたが
今回は日本での感染症『寄生虫』についての記事です。

寄生虫も感染症なんですよ?

苦手な方はスルーしてくださいね。

目黒寄生虫館

日本で唯一、寄生虫についての研究結果を展示している所です。
日本でもかつては寄生虫が横行していました。

小学校の頃に蟯虫(ぎょうちゅう)検査をした覚えのある方もいるでしょう?

そう、肛門にセロハンをペッタンとした
『ポキール』検査をした世代の方も居ますよね?

あれで腸内の寄生虫の検査をしたのですよ。
私もその世代です。

自分の息子の時には無くなっていましたね。
でも、実は寄生虫はまだまだいるのです。

今日はそんな事例をご紹介します。

サナダ虫


こんな長い虫が腸内に居るなんて想像もしたく無いですよね?
でも、私が子供の頃(昭和40~50年代)には
まだまだ、この事例は多かったのです。

肛門から、サナダ虫が出た!
なんて授業中に騒いだ事もありました。

◆サナダムシ(真田虫・条虫・篠虫)◆
テニア科や裂頭条虫の総称になります。
名前の由来は『真田紐』に似ているからとの説があります。
日本古代には「寸白(すばく)」と呼ばれていたそうです。
長い物では10メートルを超える物があるそうです。

でも、腸内に寄生して生きるのに必要な養分を吸うだけで
毒素を出す事は無い寄生虫で
この寄生虫の研究の第一人者の『藤田紘一郎』先生の著書
『空飛ぶ寄生虫』では、自身の体内に入れて日本に持ち帰ったエピソードが
秀逸です。

毒なんか出さないし、むしろアレルギーを起こす物質を
抑える酵素を出しているとの説を唱え。
アトピーや花粉症の患者は体内で
サナダムシを飼えとの勧めをしています。

ダイエットにも向いている?
(ちょっと飼ってみようか、、、w)

少し暴論かな。

アニサキス



これは主に魚介類を『生食』すると起こります。
写真はイルカの寄生事例ですが
人にも起こります。

アニサキスはカニとかイカ、サバなどに多く寄生しています。
カニはそのハサミの先の部分
サバは新鮮なほど、体内に居るそうです。

酢でしめたくらいでは死なないそうですよ?

私と一緒に10年ほど訪問看護の仕事した
主任看護師が生の魚介が好きで
時々、『胃けいれん』を起こして騒いでいました。

実は原因は『生食』によるアニサキス症でした。

生きたアニサキスが口から胃に入り
もがき苦しんで胃壁に潜ろうとする痛みです。

痛みはアニサキスが死ねば治まります。

生のイカやカニが大好きで、注意した方がいいと
言ったのですが
『死ぬほど好き』なんだそうで。

自己責任です、好きにしてください。

双子虫(フタゴムムシ)


寄生虫館のロゴマークにもなっている寄生虫です。
分かりやすく染色した標本です。

主に淡水魚(コイ・フナ)などにに寄生しているそうです。
これは二匹がくっついた状態で
まるで蝶々みたいですよね。

しかし、孵化したら10時間以内に
宿主の鯉に寄生しないと
タイムアウトで死んでしまうのだとか。
中々厳しいですね。

雌雄同体で本来は一匹なのですが
二匹繋がらないと生きるのが厳しいらしく
初めて出会った相手と熱烈合体!

一度くっついたら死ぬまで一緒なのだとか。

ロマンチックな話ですが
『離婚』が出来ない生き物なのですよ。

無理やり離すと生殖器官が壊れて
やはり死んでしまうのだとか。

その特性から恋愛成就のお守りに
寄生虫館で売られている
フタゴムシのキーホルダーが密かな人気だそうです。

人には害の無い寄生虫なのです。

目黒寄生虫館
アナタも一度行って見ては?










こちらの記事もぜひご覧ください

一覧へ戻る