遺体からも病気がうつる話

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2019.08.6 豆知識

こんにちは、死化粧師(しげしょうし)のエンゼル佐藤です。

今回は、遺体からも病気がうつる話です。

『え!嘘?』

きっとそう思った人も多いかと。
でも、うつるんですよ?

別にエボラ出血熱とか、凄い感染症でなくても
ウイスルや細菌感染は、人が死んでも無くならないのです。

こんな事案があります。

ノロウイルスで重症化した高齢者の方のお葬式での事。

独居だった方で、成年後見人に行政書士さんが入りました。
死後の葬儀の進行はこの行政書士さんでした。


お通夜の辺りから体調不良に見舞われました。

下痢、嘔吐。

最初は仕出しの食中毒を疑ったそうです。

しかし、病院で診断を受けて
ノロウイルス感染症が分かりました。

とばっちりを受けた仕出し屋さん。

感染パンデミックはここからで
葬儀社の担当・社長

会葬者にいたるまで
ほぼ、全員が感染する一大事になったのです。

感染源は亡くなった故人さまでした。

ノロウイルスだけでなく
感染症といわれる病気はほとんど、死後でもうつるのです。

今や8割が病院で看取られる時代。
病院は病気の巣窟です。
体力が落ちた状態で入院生活をすれば、気付かないうちに
何かの病気がうつっている事は珍しくないのです。

子供が風邪をひいて小児科を受診した時に
水疱瘡がうつってしまった事って聞いた事はないですか?

そうです。
感染症って簡単にうつってしまうのです。
入院は具合が悪いからするので
体力も落ちていますよね。

今は個人情報なんちゃらで
葬儀屋さんとか、私みたいな部外者には
病院は、故人が掛かった病気の話はしてくれません。
『死亡原因』しか分からない状態で仕事をするんです。

いえ、時に家族や本人でさえ知らない事もあるんです。

ですから、最初からあるものとして
予防対策をする必要があるんです。

怪我人や病人を運ぶ救急隊は事前に手袋と使い捨てガウンを着ています。
病院の医師や看護師さんも手袋をしていますよね?

施設の介護士さんも手袋をして介護にあたっています。

そうです。
みんな予防をしているんですよ。

ですから、死後の処置には感染症の予防の為の最低限の予防処置が必要なんです。

次亜塩素酸系の薬品で身体を清拭する事。
体液や血液が漏れない処置。

故人さまだって
死んでからも自分が誰かに病気をうつすの不本意でしょう。

感染症予防こそは故人さまの『尊厳』になるんです。

素手でお世話する事ではないんです。

お寿司屋さんでさえ
近年は

食中毒予防で手袋をしていますよね?
食中毒は立派な感染症です。

海外旅行が今や日常的になった日本。
旅行先で未知の病気がうつったり

外国人が日本に持ち込んだりが日常的に起こっています。

でも、怖い事では無くて
ちゃんと理解すれば予防はできるし
知らない事が怖い事ですよね?


感染症は予防ができるので
きちんと対策をしましょうね。

 

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