2025.03.24 人間心理の深層
【体験記】人を呪わば穴二つ──理不尽な上司とメンタル不調から学んだ“呪い”の本質

こんにちは、遺体修復士・グリーフケア専門士のエンゼル佐藤です。
今回は、「人を呪わば穴二つ」ということわざについて、私自身の実体験を交えながらお話ししたいと思います。
この言葉の本当の意味を、私は心を壊すほどの理不尽な経験を通して学びました。
同じように理不尽な状況で苦しんでいる方の心に、少しでも届けば幸いです。
この記事でわかること
- 「人を呪わば穴二つ」の本当の意味
- 理不尽な上司に心を壊された実体験
- 恨みを手放すことで得られた心の回復
- 因果応報の現実的な形
人を呪わば穴二つ──その意味とは?
このことわざは、「他人を呪えば、その呪いは自分にも返ってくる」という因果応報の戒め
誰かに恨みを抱き続けていると、いずれ自分にも不幸や悪い結果が訪れるという意味で、
「仕返しを考える前に、自分も傷つく覚悟を持て」という警告でもあります。
理不尽な上司に心を壊された私の体験
私は過去に、とても自己中心的で理不尽な上司のもとで働いていたことがあります。
その上司は、自分さえ良ければいいという考えで、職務分掌や部下の状況を無視して命令を押しつける人物でした。
私もその対象となり、業務に関係のない雑務や責任を一方的に押しつけられていました。
火葬場の点検を押し付けられた日々
私が管理していた火葬場では、「友引の日は行政側が見回り点検を行う」という明確な決まりがありました。
ところが、その上司は「俺は忙しいからお前が行け」と命じてきました。
理由は驚くべきことに「火葬場が怖いから」――。
本来なら管理職として責任を持つべき立場であるはずなのに、怖いからやりたくないという理由で、
業務分掌を無視して部下に押しつける姿勢には、大きな理不尽さを感じました。
私は火葬場に対して恐怖心は持っていなかったため、指示に従って点検をしていましたが、
これが令和の今なら明確なパワハラ行為
メンタルを壊し、通院する日々へ
そうした理不尽な対応が続いた結果、私は心を壊し、メンタル不調で通院することになってしまいました。 強い怒りや恨みを抱えるようになり、「この上司を許せない」と心の中で何度も呟いていたのを覚えています。 しかし、ある時ふと気づいたのです。 いくら恨んでも、相手は変わらない。変わるのは、私の心と体だけなのだ。 恨みは“負のスパイラル”を生む 理不尽な目に遭えば、誰でも怒りや恨みを抱くものです。
それは人間として自然な感情です。 ですが、その感情にずっと囚われていると、心の奥に澱のように溜まり、
自分自身をじわじわと苦しめる毒になってしまいます。 私はその恨みに囚われていた間、メンタルの不調から抜け出すことができませんでした。
まさに「自分が自分を呪っている」ような感覚でした。 これが、「人を呪わば穴二つ」の意味するところなのだと、心から理解したのです。
因果応報は、やがて訪れる
やがて、その上司は職場内で信頼を失い、孤立 部下たちは距離を置くようになり、同僚も陰で批判するようになり、
以前のような権威を保てなくなっていたのです。 人に恨みを買う生き方を続けると、結局は人に避けられ、孤独な末路を辿る それを目の当たりにして、「因果応報とは、確かにある」と強く実感しました。 “呪い”を解く鍵は、自分の中にある しかし、たとえ因果応報が訪れたとしても、
私自身が恨みに縛られていては、心は救われない 呪いを解く方法は、相手が変わることではありません。
自分が手放すこと、許すこと、前に進むこと それができたとき、私はようやく心の平穏を取り戻せました。
まとめ
この記事が、同じように理不尽な環境で苦しんでいる誰かの心に届き、「もう呪わなくていい」「自分の幸せを取り戻していい」と思えるきっかけになれば嬉しいです。
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※この記事は筆者の実体験と見解に基づいています。
心身の不調を感じた場合は、早めに医療機関やカウンセラーへの相談をおすすめします。