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遺体修復士の備忘録

2022.02.6 カルテに書けない事件簿

【実話】鰻は和食だ!〜経営の普及活動中に起きた小さな珍事件〜

経営の勉強会の普及活動に励んでいたある日、思わぬ「日本語の落とし穴」に遭遇!
舞台は、先輩が奢ってくれた鰻屋さん。後輩の何気ない一言が、まさかの名言(迷言?)を生む――
今回も「笑いの処方箋」シリーズでお届けします。


活動のあとのご褒美は、老舗の鰻屋!

その日、先輩と後輩は2人で経営の普及拡大活動に出かけていました。
地域を回り、資料を配り、訪問もこなし、午前中は無事ミッション完了。

「今日は頑張ったから、昼は奢ってやるよ」

と、先輩が連れて行ってくれたのは、行きつけの鰻屋さん。
店先から香ばしい匂いが漂い、ふたりはすっかりテンションMAXに。

「ここは評判の鰻屋だ。間違いないぞ」
「うわ〜!ありがとうございます、先輩!」

そして生まれた、伝説の一言

カウンター席に並び、ふっくら香ばしいうな重を頬張るふたり。
後輩がぽつりと、疑問を口にしました。

「先輩、これって養殖ですかね?」

……その瞬間、先輩の箸がピタリと止まる。

「お前な……馬鹿を言うなよ」
「えっ?」
「鰻は、和食だろ」

……????

「いや、養殖か天然かを聞いたんですよ〜!!」
という後輩の心の叫びは、鰻の香ばしい煙の中に消えていきました。

まとめ|言葉のすれ違いって面白い

同じ日本語でも、聞く人・話す人によって、こんなにも意味が変わる。
そんな”日常のズレ”にこそ、笑いのタネは眠っているのかもしれません。

そしてこの日、後輩はひとつ学びました。

鰻は、和食。異論は、認めん。


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