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ご遺体のお医者さん

2024.08.8 筆者が体験した怖い話

人形だけはちゃんとご供養しましょうね

こんにちは、遺体感染管理士のエンゼル佐藤です。

本日は、人形供養についてのお話。
自分は実はあまりオカルトチックな話や心霊ナンチャラには懐疑的なんですよ。
世の中には人知を超えた事象なんて無数にあって、人が解釈できないから何かの理由をつけるのが、それは心霊現象だとか、オカルトだと思っているし。
別に否定はしませんし。
確かに、どうにも説明がつかない事ってあるもんです。
まあ、その一つ「人形」について。

人形(ひとがた)とも言います。
人の形なので、そこには念が籠るとも言われています。
なので、もし処分するのならちゃんとご供養をしましょうって、海外でも同じ志向はあるのです。
それは、我々は思考をする人間という生き物なので心の安寧の為の儀式ともいえるでしょう。
YouTubeなんかでもオカルト系には、人形が勝手に動いたとか呪われているとか、多くあるのも事実。
有名某呪物コレクターの方が何やら、曰くつきのお人形のお話をしていたり、怪談話のスペシャリストの稲川淳二さんの『生き人形』の話などは、かなりエンターテイメントとしては上質です。

昭和時代の子供の頃に、よく遊んでいた神社の御神木に「藁人形」が打ち付けてあったのを見た時は、流石に気持ちの良いものでは無かったですよ。
でも、そんな呪詛をしてしまう人間や呪われる程に恨みを買うのが実は人間で、藁人形はその気持ちの象徴ですから。
あくまでも怖いのは、人の念だと思っています。

で、ここでタイトル回収。
近年では、葬儀社さんで「人形供養」をしてくださる場所が増えてきました。
自身も親族が経営する葬儀社の供養祭のお手伝いに行った事があります。
主に、ひな人形とか五月人形が多かったですね。
それぞれに思いもあるでしょうから、粗末にするのはあまり良いとは言えないですよね。
ぬいぐるみや、キャラクター物も扱っていましたから、田舎でも結構な人形が集まりました。
祭壇に人形を並べて、僧侶が来てちゃんと拝んでのご供養をしていました。

ここで起きた説明の出来なかった事象。
・濡れるキューピー
・動き回る?ネズミ―マウス
・消えた大松明

まず、濡れるキューピーさんは10センチくらいの小さな、ちょっと年季の入ったキューピー。
一見、普通のキューピーなんだけど置いた場所が湿ってくる。
何度、拭いても濡れてくる。
でも、ただそれだけ。

で、ネズミ―さんは某有名なキャラクターグッズで量産品。
大きさも10センチ程度。
こいつが、置かれた場所から移動してしまう。
小さいから祭壇の中央に置くのだけど気付くと、隅っこに居る。
戻すとまた、隅っこ。
でも、それだけ。

で、最後の消えた大松明なんですがね、祭壇に飾る葬儀の際に灯す大型の蝋燭なんですよ。
供養祭が始まって、僧侶が拝み始めて何だか祭壇から凄い威圧感を感じていたんですよ。
窓の無いホールで、エアコンの風は祭壇には当たらない場所に設置していました。
自分は一番後ろの席にいて、祭壇をちらちらと見ていましたが、左側の大松明の蝋燭の火が明らかに荒ぶった感じで燃えているんですよ。
(風は当たらないはずなんだけどなぁ、、、)

で、いきなりふっと消えてしまいました!
そこのホールで何度も葬儀を見ていますから、普通なら あ り え な い
でも、それだけ。

さあ、客観的に見てきた事を記載しましたが、どう感じるかはアナタ次第です。