著者:エンゼル佐藤
私は、
終焉の現場に関わった経験をもとに、
そこで起きる出来事や判断の難しさを整理し、
必要な情報として言葉に残す活動をしています。
これまで、家族の看取りや終焉の場に立ち会う中で、
医療や制度の説明だけでは補いきれない、
「その場で何を知っているか」「どう判断するか」が、
遺族の心身に大きな影響を与えることを、何度も実感してきました。
終焉の現場では、
正解が一つに定まらない状況が多くあります。
けれど、事前に知っていれば避けられた混乱や後悔が、
情報不足によって生まれてしまう場面も少なくありません。
私は、そうした現場を経験する中で、
自ら最新の情報を学び、考え、判断してきました。
その過程で得た知識や視点は、
「特別な誰かのもの」ではなく、
本来、終焉に直面するすべての人が
事前に知っておいてよい情報だと感じています。
現在は体調の事情もあり、
現場で直接手を動かす立場にはありません。
その代わりに、これまでの経験を振り返り、
終焉の場で悩む人が、少しでも落ち着いて選択できるよう、
判断材料となる情報を整理し、発信することに力を注いでいます。
このサイトでは、
医療・看護・制度といった枠組みだけでは語りきれない、
現場で実際に起きていること、
そして「何を知らなかったことで苦しくなったのか」
という視点を大切にしています。
終わりに向き合うことは、
誰にとっても簡単なことではありません。
けれど、
知らなかったことで自分を責めてしまう人を、
一人でも減らすことはできる。
そのための情報を、
過度に煽ることなく、
静かに、誠実に伝えていく。
それが、今の私の役割だと考えています。