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ご遺体のお医者さん

2019.12.5 コラム

遺体感染管理士の仕事って?

こんにちは、遺体感染管理士のエンゼル佐藤です。
今日は、エンゼル佐藤の仕事についての説明です。

よく、どんなお仕事なんですか?
そう聞かれると
『おくりびと』とか『納棺師』さんみたいな。

そうお伝えしています。
まあ、近いのでイメージし易いですね。

でも、実際にはあんな映画みたいな演出はしませんし
そもそも、納棺は葬儀社さんの式進行で行うものです。

エンゼル佐藤は遺体感染管理士でなくとも出来る事は
『いたしません』。w

実際には地味で目立たない裏方の仕事なんですよ。

ご遺体がトラブルを起こさない限りは
家政婦みたいに裏で『見てる』だけ。

本番は納棺される前にほぼ終わっています。

仕事の内容は・・・

まず、遺体のエンゼルケア(死後処置)
遺体からの感染症予処置
遺体の冷却管理
遺体の修復・復元・化粧
消臭処置

上記が主な『技術的内容』になります。
その他にも、諸々の関連する事が沢山あります。

看護師の資格もあるので
葬儀中に体調不良の方がでればその対応もいたします。
救急対応の実績もありますのでお任せください。
生きている方が最優先ですから。

それは、おくりびとや納棺師さんでもできない事です。

また、グリーフケア専門士(喪失悲観緩和)の
資格も保有しており
必要に応じて、遺族さんに対応しています。

ピンポイントで『そこだけ』の対応ではなく
広義的に必要な技術と知識を提供するのが
『遺体感染管理士』としての仕事になります。

関連する法律の勉強も必須

この仕事をするには
自衛隊みたいに全てが自己完結できなければなりません
それには、ちゃんと関係する法律も知らないとなりません。

使った器具の消毒。←感染症マニュアルに沿う
ゴミの処分について。←廃棄物処理法に沿う

など、一つ一つが何かの法律で動いています。

過去に『納棺師』さんの一部が
ご遺体の凹みにエンバーマーが使う注射器に入った
『シリコン』を使い
その注射器を一般ゴミに出して問題になりました。

使ってはいけないとか、なぜ持ってはいけないのかは
『感染症』の危険を学んでいないから理解できないのだと思います。
ゴミ処理をされる事業所も今では
感染症は当たり前の知識として勉強しています。

注射器は『医療系廃棄物』になります。

そもそも、一般人の『納棺師』さんが注射器を持つ事自体が
『違法』なんです。

今や獣医さんでも、注射器の扱いにはかなり厳しい指導が入り
子猫にミルクをあげる注射器も使用後は病院に返還するのです。

我が家の末っ子の桃(メス キジトラ)も
お世話になりました。

日本のエンバーマーも国家資格じゃないから、納棺師が使っても別に
いいじゃないか。
そう言ったどこぞの葬儀社の方がいましたが
持つ事自体が『違法』だと知らないんですね。

※先進国のエンバーマーは、ほぼ国家資格です。
日本のみ例外(こうなると日本は後進国です)

エンゼル佐藤でも、たとえライセンスがあっても
病院や施設では無いので使用しなのです。

目に見えない事の方が多い

ここまでの説明で、私の仕事は技術的な事より
目に見えない事の方が多いとお分かり頂けましたか?

料金表を見た方の中には
『高いよ!』
そういう方もおります。

しかしながら、お客様の安全と自分の安全の担保の為に
学んだ内容と時間、費用は莫大なんです。
ですから、この料金でも余り利益が無いとご理解くださいね。

なお、ご相談は『無料』でお受けしております。
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